婚活女性は、なぜ年収500万円以上を希望するのか?
群馬県太田市の結婚相談所
ライフデザインの伯耆原 享子です。
今回は、婚活女性はなぜ年収500万円以上を希望するのか?というテーマについてお伝えしたいと思います。
結婚は生活なので、収入はないより、あったほうがいいと思う方は多いです。
それは誰だってそう思いますよね。
では、年収が500万円以上ないと結婚は難しいのか?
女性にとって500万円は絶対条件なのでしょうか?
結論から言ってしまうと絶対条件ではないのですが、「そのくらいあったらいいな。」という希望を漠然と思っているのだと思います。
【年収500万の生活】
では、実際に年収500万円でどの程度の生活ができるのか、具体的にお伝えしたいと思います。
年収500万円といってもすべての金額がもらえるわけではありません。
税金や社会保険などが天引きされますので、独身ですと手取りで年間390万円位になります。
具体的に月の給料が額面で35万円、ボーナスが40万円2回だとするとどうなるでしょうか?
月の給料を手取りにすると約27万円です。
一人暮らしを前提にして、家賃、食費、光熱費、交際費など毎月の生活費を計算して、20万円になったとします。
家賃は払うとすると場所や広さにもよりますが、10万円近くはかかってしまいます。
その他、食費や光熱費、日用品、趣味や人との付き合いなど様々のものを入れていくとプラス10万円くらいかかってしまうと思います。
その結果、収入27万円に対して支出20万円でその差額として7万円貯金ができます。
ボーナスがそのまま手取りで残ったとすると1年間で約150万円貯金できることになります。
この生活を10年間続けると1500万円、20年だと3000万円貯金をすることができます。
臨時的な出費や時々旅行にも行きたいとなれば、貯金は少なくなりますが、独身でしたら、苦しい生活にはならないでしょう。
では、結婚した場合はどうでしょうか?
配偶者が専業主婦だったら、家賃や食費などが、多くかかってしまいますが、仮に1ヶ月26万円でやりくりができれば、独身の時の150万の半分、75万円くらいは貯められるでしょう。
あくまで一つの目安ですが、専業主婦だったとしても、500万円あれば、結婚生活は成立つと思います。
【年収400万の生活】
では、年収400万円になってしまった場合はどうでしょうか?
年収400万円の場合、手取りで年間320万円位になります。
具体的に月の給料が額面で27万円、ボーナスは38万円2回とすると、月の給料の手取りは21万円になります。
生活費が年収500万の時と同じ、20万円だとした場合には、毎月1万円しか貯金が出来ません。
ボーナスがそっくり残ったとして、1年間の貯金は75万円くらいになります。
この時点で年収500万円の人と比べると、半分の75万円しか貯金ができないことになります。
結婚した場合、配偶者が専業主婦で、年収500万円の時と同じ生活費が26万円かかるとしたら、ボーナスを取り崩さないと生活がまわらなくなってしまうことになります。
結果、年間で貯金は全くできなくなります。
年収100万円違うと、貯金が出来なくなってしまう。
【年収500万のデータ】
では、婚活女性が求める、年収500万円以上の男性は、実際どのくらいいるのでしょうか?
国税庁 民間給与実態統計調査(令和2年分)によると、男性の平均給与は532万円です。
平均500万円以上あるではないかと思う方もいるかもしれませんが、これはあくまで平均です。
平均給与は一部の高給の人が平均を押し上げている可能性があるため、実態にあった中央値だともっと少なくなります。
この調査で年収500万円以上の日本人男性が、どのくらいいるのかと言うと、43.1%です。
500万円以上は半分もいないことになります。
この調査は1年間を通じて勤務した給与所得者が対象で、この数字は男性のみです。
つまり、サラリーマンの男性ということです。
婚活している人はサラリーマンが多いので、この調査をもとにしました。
女性がデータを調べたり、細かい計算までしているとは限りませんが、肌感覚で400万円と500万円との間にボーダーラインを感じ取っているのかもしれません。
実際に女性の給与平均は293万円です。
婚活女性は結婚したら「年収500万円以上あったら、今の生活よりも良くなるかもしれない」とおもっているのだと思います。
日本の場合、収入面で考えてみると、やはり女性よりも男性のほうが恵まれている環境にあります。
女性も男性と結婚することで、将来の不安を安定に変えたいと思うことは自然なことです。
【年収500万未満の男性はどうすればいいのか】
年収500万円以上の男性は婚活女性の希望条件に入っていますが、500万円未満の男性は婚活女性から相手にされないのでしょうか?
結婚ができないのかと言ったら、決してそうではありませんよね。
地方で仕事をされている方は、東京の方と違って、それほど収入が高いわけではありません。
実際年収400万円台の男性は多くいますし、結婚もしています。
年収500万円というのは、あくまで婚活女性の目安であって絶対条件ではないです。
2人だけで生活するのなら、専業主婦でも、年収400万円あれば、先程の解説の通りなんとかやっていけます。
しかし、子供が欲しいとなると、教育費がかかりますので、女性にも働いてもらわないと生活が厳しくなります。
ですから、年収500万円未満の男性は、共働きを受け入れてくれる方を中心に探されるといいです。
女性にパートでもいいから働いてもらうことで、世帯年収を500万円にすることは可能です。
実際に男性が500万円を1人で働くよりも、男性400万円、女性100万円、二人で働いたほうが、税金や社会保険が少なくなるって知ってましたか?
日本では年収は同じ500万円でも、1人で働くより、世帯2人で働く方が優遇されるのです。
所得税、住民税、社会保険料、雇用保険料で何と23万円ほど片働きより、二人で働いた方が手取りが多くなるのです。
10年で230万円の差になるので馬鹿にはなりませんよね。
働き方はそれぞれの考え方があるので、何が正解かということはありませんが、上手に働くと手取り額が大きくなることがあります。
結婚は助け合いですから、男性だけが働くということではなく、女性も働く。
二人で力を合わせて、人生を歩んでいく姿勢が大切です。
もちろん、女性に家事を全部任せて、働いてもらうと負担が大きくなりますから、男性も家事を協力する必要がありますよ。
群馬県太田市の結婚相談所
ライフデザインの伯耆原 享子でした。
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